PHP Conference Nagoya 2025

DatePeriod::createFromISO8601String

(PHP 8 >= 8.3.0)

DatePeriod::createFromISO8601StringISO8601 形式の文字列から、新しい DatePeriod オブジェクトを作成する

説明

public static DatePeriod::createFromISO8601String(string $specification, int $options = 0): static

ISO8601 形式の文字列から、specification の指定に従い、新しい DatePeriod オブジェクトを作成します。

パラメータ

specification

» ISO 8601 repeating interval specification のサブセットを指定します。

有効な ISO8601 形式の期間指定のサンプルとして、  R5/2008-03-01T13:00:00Z/P1Y2M10DT2H30M のようなものがあります。これは、以下を指定しています:

  • 5 回繰り返す (R5/)
  • 2008-03-01T13:00:00Z から開始
  • それぞれの繰り返しは、 1 year, 2 months, 10 days, 2 hours, 30 minute の間隔を持つ。 (/P1Y2M10DT2H30M).

ISO8601 形式の期間指定によっては、PHP がサポートしていないものがあります。 たとえば以下のようなものがあります:

  1. 繰り返しが0回 (R0/)
  2. UTC (Z) 以外のタイムオフセット。 たとえば +02:00 のようなものです。
options

開始日と、終了日についての振る舞いを制御するのに使うビットフィールドです。

DatePeriod::EXCLUDE_START_DATE を指定すると、期間内に繰り返される集合から開始日を除外できます。

DatePeriod::INCLUDE_END_DATE を指定すると、期間内に繰り返される集合に終了日を含めることができます。

戻り値

新しい DatePeriod オブジェクトを作成します。

このメソッドを使って作成された DatePeriod オブジェクトは、多くの DateTimeImmutable オブジェクトを生成するイテレータとして使えます。

エラー / 例外

specification が、有効な ISO8601 形式の期間として パースできない場合、DateMalformedPeriodStringException がスローされます。

例1 DatePeriod::createFromISO8601String の例

<?php
$iso
= 'R4/2023-07-01T00:00:00Z/P7D';

$period = DatePeriod::createFromISO8601String($iso);

// DatePeriod オブジェクトを走査することで、
// その期間内で発生する日付を全て出力します
foreach ($period as $date) {
echo
$date->format('Y-m-d'), "\n";
}
?>

上の例の出力は以下となります。

2023-07-01
2023-07-08
2023-07-15
2023-07-22
2023-07-29

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