PHPKonf 2020 Online

新機能

PHP コア

ヒアドキュメントと Nowdoc構文 がより柔軟に

文字列を閉じるマーカーの後に、セミコロンや改行文字を続ける必要はなくなりました。 それに加えて、文字列を閉じるマーカーはインデントされていても構いません。 この場合、インデントは文字列の全ての行から取り除かれます。

配列へ分割して代入する操作が、リファレンスへの代入をサポート

配列の要素に分割して代入する操作が、[&$a, [$b, &$c]] = $d という文法を用いて、リファレンスへの代入をサポートしました。 同じ操作は、list() 関数でもサポートされています。

instanceof 演算子が、リテラルを受け入れるように

instanceof 演算子が、最初のオペランドにリテラルを受け入れるようになりました。この場合、結果は常に FALSE を返します。

いくつかのコンパイルエラーが、CompileError 例外に

CompileError 例外が新たに追加されました。これは ParseError クラスを継承しています。 少ない数ですが、いくつかのコンパイルエラーが致命的なエラーを生成せず、CompileError 例外を投げるようになります。 現状は、この変更は TOKEN_PARSE モードで token_get_all() が実行された場合に投げられる可能性があるコンパイルエラーだけに影響しますが、将来より多くのエラーがこの例外に変換される可能性があります。

関数やメソッド呼び出しの後に、カンマを付けられるように

関数やメソッド呼び出しの後に、カンマを付けられるようになりました。

Argon2id のサポート

configure コマンドに --with-password-argon2[=dir] オプションを与えることで、Argon2i と Argon2id ハッシュが password_hash(), password_verify(), password_get_info(), および password_needs_rehash() でサポートされるようになります。 PASSWORD_ARGON2ID を使うことで、パスワードはハッシュ化され、検証されます。 password_*() 関数で Argon2i と Argon2id のサポートを使うには、PHP を libargon2 ≥ 20161029 とリンクする必要があります。

php-fpm

FRM のロギングをカスタマイズするために、新しいオプションが追加されました。

log_limit
このグローバルオプションは、1024文字以上のログを改行なしにロギングするために、ログの長さの限界を設定するために使います。これにより、様々な改行の問題も修正されます。
log_buffering
このグローバルオプションによって、追加のバッファリングなしに、実験的なロギングを行うことができます。
decorate_workers_output
このプールオプションを使うことで、 catch_workers_output が有効になった場合に、ワーカーの出力をデコレートする機能を無効にできます。

BC Math 関数

bcscale() 関数は、現在使われている基数を取得する getter としても使えるようになりました。

LDAP

LDAPコントロールの完全なサポートが LDAP クエリ関数と ldap_parse_result() 関数に追加されました:

マルチバイト文字列関数

完全なケースマッピングとケースフォールディングのサポート

完全なケースマッピングとケースフォールディングのサポートが追加されました。 シンプルな大文字小文字のマッピングと異なり、完全なケースマッピング では、文字列の長さが変わる場合があります。たとえば、以下のようになります:

<?php
mb_strtoupper
("Straße");
// Produces STRAßE on PHP 7.2
// Produces STRASSE on PHP 7.3
?>
異なるケースマッピングやケースフォールディング のモードは、mb_convert_case() 関数で利用できます:
  • MB_CASE_LOWER (mb_strtolower() で使われています)
  • MB_CASE_UPPER (mb_strtoupper() で使われています)
  • MB_CASE_TITLE
  • MB_CASE_FOLD
  • MB_CASE_LOWER_SIMPLE
  • MB_CASE_UPPER_SIMPLE
  • MB_CASE_TITLE_SIMPLE
  • MB_CASE_FOLD_SIMPLE (大文字小文字を区別しない操作で使います)
無条件に、言語に中立かつ完全なケースマッピングのみが行われます。

大文字小文字を区別しない文字列操作は、ケースフォールディングを使う

大文字小文字を区別しない文字列操作は、比較の際にケースマッピングではなく、ケースフォールディング を使うようになりました。 これは、より多くの文字が (大文字小文字を区別しないという意味で) 等価と見做されるようになったことを意味します。

MB_CASE_TITLE による Title-Case 変換

mb_convert_case() 関数を MB_CASE_TITLE と使うと、Unicodeプロパティ由来の大文字小文字の区別の有無に基づいて、Title-case 変換を行うようになりました。この変更は特に、クォートやアポストロフィーのハンドリングも改善します。

Unicode 11 のサポート

マルチバイト文字列 のデータテーブルは、Unicode 11 をサポートするように更新されました。

長い文字列のサポート

マルチバイト文字列関数 は 2GB 以上の文字列を正しくサポートするようになりました。

パフォーマンスの向上

マルチバイト文字列 拡張機能のパフォーマンスが全体的に大きく向上しました。大文字小文字のケースの変換関数で、一番大きな改善が見られます。

名前付きキャプチャのサポート

mb_ereg_* 関数は、名前付きキャプチャをサポートしました。 mb_ereg() のようなマッチング関数は グループ番号と名前の両方を使って名前付きキャプチャを返します。これは PCRE に似た動作です:

<?php
mb_ereg
('(?<word>\w+)''国'$matches);
// => [0 => "国", 1 => "国", "word" => "国"];
?>
これに加えて、 mb_ereg_replace() 関数は 置換文字列で名前付きキャプチャを参照するために \k<>\k'' 記法をサポートしました:
<?php
mb_ereg_replace
('\s*(?<word>\w+)\s*'"_\k<word>_\k'word'_"' foo ');
// => "_foo_foo_"
?>
\k<> and \k'' 記法は、数値参照にも使えます。これは、9以上のグループ番号でも動作します。

Readline

completion_append_charactercompletion_suppress_append オプションのサポートが readline_info() 関数に追加されました。 これらのオプションは PHP が (libedit ではなく) libreadline とリンクされた場合のみ利用できます。

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User Contributed Notes 1 note

up
7
yoander dot valdes at yahoo dot com
1 year ago
"Trailing commas in function and method calls are now allowed" means function parameters, example:

<?php

function my1() {
        echo
"xxxxxx\n";
}

function
my2() {
        echo
"yyyyyy\n";
}

my1(),my2(); // PHP Parse error:  syntax error

my1(,); // PHP Parse error:  syntax error

my1(1,); my2(2,); // OK

?>
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